願い事ひとつ
2007/09/08(Sat)
ひとつ願い事をしたくて、しばらくの時間が経ってから、自分の気持ちは言わなくちゃ伝わらないと、ずっと貴方が言ってきた通りに勇気を出してみた。
それでも、貴方の望む願いを何一つ叶えていない私は、今の願いの対価になるものもなく、ただその願いを諦めた…。

「100円の望みさえ、他人にするのは難しい」
正しく突き刺さる言葉に、私の願いは粉々に砕けていった。

何かを願うのは、もう止めよう。
何かを伝えるのは、もう止めよう。

貴方でなくちゃ叶えられない願いは、行き場所をなくして、それでも無理矢理にこじ開けた穴の中に落ちて行った。

何が悲しかったのか。
何が苦しかったのか。

生きる意味を失いかけた今に、願うことも止め、貴方に問い掛けることも止めた。


もう、言ってはならないのだ。


無常に消えて行った微かな願いが、どこかココロの底で悲鳴を上げながら消えていった。



虫の音が響き渡る淋しい夜の帳の中で、私の孤独は広がって、言葉になれず喘いでいる。

もう、何かを願うのは止めよう。
心が寂しいだけ…。
この記事のURL | 未分類 | CM(0) | ▲ top
| メイン |